- YouTube動画のタイトルの付け方を知りたい
- タイトル付けの重要なポイントを知りたい
- タイトルを付ける意味を知りたい
あなたもYouTubeを見ていると「ついつい動画やライブ配信をクリックしてしまった」という経験ありませんか?
実はあの続きが気になるなという感覚は動画をたくさんの人に見てもらえるようにするための「秘策」によって動画の作成者が意図的に作り出しています。
そしてその秘策を作るカギこそがタイトルとサムネイル
なんとなくタイトルとサムネイルを作っている人も多いですが、ここをテキトウにしてしまうと結果として動画の再生数に数百倍の差が開いてしまった事例も珍しくありません。
今回はそんな秘策のカギを握るタイトルについてキーワードの決め方からタイトルを考えて作る意味について解説します。
YouTubeを将来の職業にしたいと考えている人にとっては再生数を稼ぐことは必須事項!
再生数のカギを握るタイトル決めについて理解して、あなたもついつい見てしまいたくなるタイトルを作れるようにしていきましょう。
- ニコニコ動画やYoutubeで4年以上ゲーム実況を中心に活動中!
- 生放送が大好きで600時間・5000回以上の視聴者と「楽しく会話すること」をモットーに長い付き合いができる場づくりを大切にしている。
タイトルの重要性
タイトル決めの順番
動画やライブ配信のタイトルを決めるときに何か決まり事を持っているでしょうか。
いままで何気なくタイトルを決めていたという人も正直珍しくないと思います。
ですがより多くの人に見てもらいたい、チャンネル登録してほしいと考えているならタイトルづくりについて一段深く考えて作ってみてください。
簡単なタイトル決めの順番は以下の通りです。
- キーワード検索
- キーワードの組み立て
- パワーワードを使って興味を引く
- 語数と表現を整える
と感じているかもしれませんが、それぞれのステップには視聴者の視線をあなたの動画に引き付けるための秘密が隠されています。
それでは各ステップについて解説していきます。
なぜタイトルは重要なのか
YouTuberとして成功するなら「YouTubeに動画を上げて動画をたくさん見てもらうためには動画の内容は作りこまないといけない」と当然考えていると思います。
確かに動画の構成やカメラアングル、編集の仕方が凝っているなど動画の中身も大事なことです。
中途半端な髪形や背景でカメラの前に棒立ちのまま喋っていても誰も見ようとは思わないでしょう。
動画の内容を作りこめるならできる範囲内で凝ってみてほしいです。
しかし、視聴者にあなたの動画を見てもらう前には必ず踏まなければならないステップがあります。
そのステップこそ、動画をみて「あ、気になる!見てみよ」と思わせること
そして、その気になるという感情を引き起こしてくれるのがタイトルとサムネイルなのです。
エンタメ系のサムネイル・タイトルを見てみるとついつい結果が気になるような強烈なインパクトがありますよね。
いわばサムネイル・タイトルはお店でいうところの看板のようなものです。
仮にあなたがラーメンを食べたいと思った時に、ひと目でこってり系トンコツラーメンだとわかる看板とメニューも絵すらない名前だけのお店がならんでいたらどっちに入りたいと思うでしょうか?
おそらくしっかりと看板が作りこまれたトンコツラーメンのほうでしょう。(トンコツラーメンが苦手な人は違うかもしれませんが…)
タイトルは数ある動画の中からあなたの動画を見つけてもらうため、興味を持たせてついついクリックさせてしまうためのとても重要な道具です。
サムネイルと同様にタイトル決めで「視聴者があなたの動画を見るかどうかすべてが決まる関門」だと理解しておかないといけません。
テキトウな看板をつけてしまって本来見てほしい人(視聴者)が通り過ぎてしまわないようにしましょう。
キーワードの決め方
タイトルを決める前にはタイトルに使う言葉「キーワード」を決めないといけません。
キーワードはいわばタイトルと動画内容の核となる部分なので、一番最初に決めておく必要があります。
キーワードの見つけ方
タイトルの中には複数のキーワードが入ることになるのですが、それぞれのキーワードをまずは見つけてこないといけません。
そしてキーワードの見つけ方も多くの人に見てもらうタイトルを作るためには重要なことなのです。
例えばポケモンの育成方法についてゲーム実況動画を作るとするとどんなキーワードが思いつくでしょうか?
- どのポケモンにするか
- どの媒体(剣盾なのかポケモンGOなのか)
- 時間がかかるのか
ポケモンという題材でもキーワードの作り方は数多く存在して、自分の力だけでは思いつく数にも限りがありますよね。
そんな時に役に立つのが、YouTubeの検索欄です。
普段YouTubeで目的の動画を探すときに単語を打ち込むと予測検索としていくつかキーワードが出てくる場面を見たことがあると思います。
あの予測検索に出てくるキーワードをタイトルを作る時に利用します。
予測検索に出てくるキーワードはいわば、過去にあなたと同じように検索した人が次に打ち込んだ言葉~調べたかった内容を表してくれています。
つまりYouTubeの検索欄で目的のキーワードをいれると、数多くの人が知りたいと思っているキーワードとちかい言葉を知ることができます。
先ほどの「ポケモン 育成」でキーワードを打ち込んでみると、
- やり方
- 初心者
- 努力値
といった言葉が良く検索されているとわかります。
つまりこれらの言葉をタイトルのなかに入れておくと、検索される数が多い上にYouTubeがタイトルから自動的に内容を判断して検索結果として出してくれる確率も高くなるということです。
YouTubeは検索窓に打ち込まれたキーワードから視聴者が見たい内容を予測して動画を検索結果に表示します。
当然キーワードと同じ言葉・似た言葉がより多くタイトル内に含まれているほうが視聴者の要望に近い動画だと判断されやすくなります。
キーワードを調べるときにGoogleの検索窓に入れてキーワードを調べているかもしれませんが、YouTube用の動画タイトルを作るならYouTube内の検索窓で調べたほうがより精度は高くなります。
YouTubeの動画を見たいと思う人はGoogle検索で調べる工程を踏まずに直接YouTubeのトップページに飛んで調べています。
どのみち動画でみるのだからYouTubeで調べたほうが早いと考えている人が増えてきたようです。
かつては「ggrks(ググレカス)」なんて言葉も言われていましたが、今となっては死語になりつつあるのだなぁと感じましたね。
キーワードを決める意味
キーワードを見つける方法を解説しましたが、キーワードの持つ役割についても少し考えてみます。
キーワード(タイトル)は動画が「どんな内容」で「誰に向けて作られたもの」かを示すために存在します。
先ほどのラーメン店の看板の例に当てはめてみると、タイトルはラーメンを食べたいと思っている人(視聴者)にここにあなたの望むラーメン(動画)があるよと示しています。
視聴者が動画を見つけて「自分が知りたい内容だ、結末を見てみたい」といった感情が動いたときに初めて動画がクリックされて視聴が始まります。
逆にいうとタイトルとサムネイルを見て知りたい内容がここにあると感じて開いた動画が釣り動画(お魚を釣る動画ではなく騙す動画)や微妙に内容がずれている内容だった場合興味は一瞬で薄れて30秒も満たないうちに動画から離脱されてしまいます。
最近の視聴者は我慢して最後までみる習慣が薄れており、少しでも気に食わないこと(話し方、BGM、顔・髪型など)があるとすぐに動画を閉じる傾向にあると報告されています。
なので、動画を最後まで見てもらうためにも自分が知りたいと感じた内容があるのだとタイトルの段階で強く印象に残して、最後まで興味を引き付けないといけません。
どんなジャンル、誰に向けた内容、専門的orまとめ、などキーワードの選び方1つでタイトルがどの視聴者層に刺さるかは大きく変わります。
キーワードを選びながらどの視聴者に向けてみてほしいのかを考えてみましょう。
キーワードとパワーワード
キーワードの選び方について見てきましたが、タイトルに入れる言葉の中にはパワーワードという言葉も入れてみてください。
パワーワードはいわばみんなが関心を寄せる強い言葉のことです。
- 2020年最新版
- ~で月収50万稼ぐ方法
- わずか5分で~
- 朝に~するだけで
- モテる
これらの言葉はいわば人の欲求を直接刺激してくる言葉で動画タイトルを見ている時につい自然に反応しいてしまいます。
バーゲンセールという言葉を見るとついついかごの中の商品を覗いてみたくなるのと同様にお金やモテ、性に関するワードは自然と注意を引き付けます。
限定~、最新版といった言葉も人の独占欲や最新のものを持っている・知っているという優越感を刺激してくれるので強力なパワーワードです。
キーワードを2、3個見つけたらパワーワードも2、3個使用して視聴者の気を引き付けましょう。
数字の力
数字を使うことでより具体的な説明をすることができます。
例えば下記の文章をみてどちらのタイトルが魅力的に見えるでしょうか。
- 朝の習慣を変えて仕事効率を上げてみた!
- 【朝習慣】わずか5分○○するだけで仕事効率が10倍上がる秘訣紹介!
数字を使わずに文章をつくると漠然とした抽象度の高いタイトルになってしまいます。
多くの人に興味を持ってもらいたい場合は数字を入れることで具体性がまし、どのぐらいの行動をすれば結果を得られるのかとイメージしやすくなります。
人間は文章を読んだ時により細かいイメージができると行動するときのストレスが減り。スムーズに行動することができます。
「この資料コピーしといて」といわれるより「この資料を今日の5時の会議までに10人分印刷しておいて」と言われたほうが行動しやすいですよね。
視聴者がタイトルを見たときにこの動画からどんなことを得ることができるのか、見終わった時にどんなことができるようになっているのかをイメージさせましょう。
検索した複数のキーワードに挟み込むようにしてパワーワードや数字を入れこむと、キーワードで自分向けだと思わせながら欲求を刺激して行動させやすいタイトルにすることができます。
先ほどの例を分解してみると、
- キーワード:朝習慣、○○する
- パワーワード:わずか~だけで、仕事効率が~上がる、秘訣紹介!
- 数字;5分、10倍
タイトルの長さとキーワードの位置
YouTubeのタイトルは公式サイトより最大100まで設定できるとされていますが、最大まで利用しないでください。
YouTubeで実際に動画検索をしてみたらわかりますが、タイトルの文字数が40を超えてくると後ろが省かれて後ろ側は「…」になってしまいます。
特に最近だとスマホで見る人が増えてきているので、スマホで見たときに見やすい文量「25~30」ほどにしておくと良いでしょう。
また、検索で探してきたキーワードはタイトルの最初にまとめておきましょう。
視聴者が動画を検索してスマホ画面をスクロールしながら探している場面をイメージしてみてください。
画面に映ったサムネイルとタイトルが画面外に見きれてしまうまで早ければ2秒もかかりません。
そのわずかな短い間にサムネイルとタイトルで視聴者の意識を引かないといかないと、あなたの動画は再生されることはありません。
タイトルを見たときに途中から読み始める人はほとんどおらず、ほぼ全員がタイトルの前から読み始めます。
なので、動画の主役であるキーワードや興味を引きやすいパワーワードは最初に詰め込んでおきましょう。
キーワードの組み合わせ方
キーワードとタイトルづくりの大本はほぼ出来上がりましたがさらに工夫を付け加えるとより視聴者の興味を引くことができます。
- 言い換え
- 疑問形
- 余計な言葉を省く
- オチの使い方
言い換え
日本語には同じ意味を表すことでも違った表現方法を使うことができます。
「わずか5分」という表現も「たったの5分」「短時間で」「あっというまに」などといった言葉にすることができます。
どの表現方法が良いかはタイトル全体や動画のイメージで異なりますが、なるべく「みんなが知っている~小学生でもわかる言葉」にしておきましょう。
疑問形
タイトルの最後を疑問形にすることで視聴者に少し考えさせる、なんだろうなと気になるように誘導することができます。
【朝習慣】わずか5分○○するだけで仕事効率が10倍上がる秘訣とは?
と変えてみると、視聴者に
という気分にさせることができます。
動画すべてを疑問形にすると、何度も見ている視聴者からすれば「またか」と思われてしまうかもしれないので、適度(動画4、5本投稿に1回ほど)に疑問形を使うと効果的です。
余計な言葉を省く
テキトウなタイトル付けをしている人のなかには要らない言葉をタイトルに入れている人がいます。
「~公園に行ってジャングルジムで遊んできた」というタイトルには別に言わなくても問題ない言葉があります。
「~公園のジャングルジム」と表現していれば「行った、遊んだ」という言葉を入れなくても状況はイメージできます。
空いた分の語数にはパワーワードや地名などの違うキーワードを入れることでより広い検索範囲やニーズを含めることができます。
ゲームやスポーツ、アクティビティなど名詞のあとには決まった動詞がくるものは極力動詞を削って、面白いキーワードを入れておきましょう。
オチの使い方
タイトルで動画の内容をすべてばらすようなことはしないでください。
例えば、エンタメ系の動画で「ドッキリして~になった」と書いてしまうとオチが見えてしまって視聴者からすれば興ざめものです。
バラエティ番組でもオープニングで番組内の盛り上がっている場面は映しますが、本当に面白い場面やオチは隠していますよね?
「ドッキリをしたらまさか展開に…」とどんな結果になったのだと視聴者に疑問を持たせるタイトルにしておきましょう。
タイトルの疑問点
釣りタイトルって良いの?
タイトルとキーワードが再生数を稼ぐカギになるとすでにわかっていると思いますが、釣りタイトルを使って視聴者を誘導してもよいのじゃないかと考えているかもしれません。
確かに釣りタイトルはここまでの知識を上手く使って視聴者が興味を引きやすいキーワード欲望を上手く利用している点は高く評価できます。
しかし残念ながら動画を見てもらって広告収入を得る、チャンネル登録者数をふやすという観点からいうと絶対にアウトです。
釣りタイトルに惹かれて動画をクリックした視聴者はタイトルの内容を知りたくて動画を見てくれたのです。
なのにタイトル一切関係ない自分語りをするような内容の動画をみたら視聴者はどんな気分になると思いますか?
こいつの動画は今後一切見ないぞ
低評価おしてやる
などなど動画にというより動画を出したあなた自身に悪い印象を残してしまいます。
再生数を稼げば動画広告で稼げると考えていると考えているかもしれませんが、ミッドロール広告などの動画の途中で挟まる広告はそこまで動画を見てもらわないと広告表示としてカウントされないので釣りタイトルで釣っても動画をさっさと離脱されたら意味がありません。
また平均視聴維持率が下がると関連動画への表示が減ったり、インプレッション数も減少したりと基本的にメリットはありません。
釣りタイトルで見た目の再生数は増えますが思った以上の良い効果はないので、動画の内容にあったタイトルとキーワードを使いましょう。
もしつりタイトルを使ってみたい場合は、ちょっとした抜け道が存在します。
多用はできませんが上手く使うと爆発的に伸ばせるのでこちらの記事を参考に使ってみてください。
タイトルはいつ決めるべきか
キーワードとタイトルの関係性をこれまで見てきましたが、「動画の内容を先に決めるかタイトルを先に決めるべきか」を考えてみます。
正直どちらからでもよいと考えているかもしれませんが、動画作成の2度手間を防ぐために先にタイトルから決めてしまったほうが良いでしょう。
先にタイトルを決めた場合動画の内容は必然的に絞られます。
タイトルで使用したキーワードの内容を説明して補足的な情報を詰め込むと1つの動画を作ることができます。
一方先になんとなくという気分で動画を作ってしまうと、動画の内容とキーワードで検索した時に出てきた言葉が100%一致しないかもしれません。
先に作った動画の内容に関するキーワードを検索にかけた場合「まったく出てこない=ニーズがない」という事態になることがありえます。
そして、キーワードを上手く入れこむために再度動画を撮りなおすとなるとそれこそ時間と労力の無駄になってしまいます。
どのみちタイトルを決めないといけないなら先にキーワードからどんな内容がニーズにマッチしているか先読みして動画を作製しましょう。
タイトルづくりに迷ったら
キーワードやタイトルの作り方について見てきましたが、いきなり自分のジャンルでタイトルを作るとなるとやっぱり難しいと感じるかもしれません。
そんな時はあなたが作りたい動画ジャンルのタイトルをマネてみることから始めましょう。
あなたが世界に1つしかないような独創性あふれることをしていない限り、同じジャンルの動画がYouTubeには存在しているとみてまず間違いありません。
仮に日本語の動画がなくても海外まで検索を広げれば何かしら動画は見つかります。
そして見つけた先輩YouTuberさんの動画タイトルを少し表現方法を変えたり(数字を変えたりより大げさな言葉にしてみたり)、キーワード順を変えたりしてみてください。
YouTubeの動画を並べ替えてみると似たようなタイトル・サムネイルになっているとわかると思います。
関わってはいけない人で検索すると似たタイトル・サムネイルの動画がいくつも表示されました。
つまり似たような言葉を使ってもちゃんと再生されているということです。
人が注意をひかれる言葉や言い回しはある程度決まっているので、先輩YouTuberが使っているタイトルを見るだけでも勉強になります。
とにかくマネてください。
タイトル以外に大事なこと
タイトルが視聴者に動画を見てもらうためにとても重要なことだとわかったことでしょう。
しかし、本文中に何度か述べていたようにタイトル以外にも動画作り、ライブ配信には気を付けないといけないポイントがいくつも存在します。
- サムネイル
- 動画の構成
- 動画の撮り方
- 喋り方
- 詳細欄
- タグ
- 配信ソフト
- 編集ソフト
必要なことを取り上げるとそれこそが数えることができませんが、上記のことぐらいは理解しておいても損はなし。
初めて動画投稿やライブ配信をするときにはその都度困ることがあるかもしれませんが、迷う前に行動して困った時にちょこちょこ調べながら続けていってください。
まとめ
動画タイトルを決めるときに必要な知識や考え方について解説しました。
- キーワード検索
- キーワードの組み立て
- パワーワードを使って興味を引く
- 語数と表現を整える
最初のうちは1つのタイトルを決めるのに数時間かかるなんてことはざらにあると思います。
現に私も1つの動画やライブ配信用のタイトルを決めるときはサムネイルと合わせて30分は時間をかけています。
「タイトルとサムネイルはあなたの動画の看板である」と覚えておいてください。