2020年のコロナウイルスの大流行に合わせて自宅でのテレワークがニュースの中でも取り上げらるようになってきました。
食品宅配業のオイシックス・ラ・大地株式会社やGMグループなどでは在宅での仕事を認める動きも出てきており、今後ほかの企業でも在宅でのテレワークを推奨することになるかもしれません。
しかし、自宅での仕事をする人が少しずつ増えることに伴って体の不調を訴える人も徐々に出てきています。
テレワークと同様パソコンの前で作業をすることが多い動画編集者や生配信主も同様に気を付けないといけないことは多々あります。
普段とは違う働き方に加えて長時間の同じ姿勢、仕事には向いていない部屋の構造など解決しないといけない問題はありますが、まずは簡単なデスク周りのセッティングと体のリフレッシュから始めていきましょう。
テレワークになってよかった?
自宅での仕事と聞くと誰しもが憧れたことはあるのではないでしょうか?
朝早くに起きて満員電車に揺られながら会社までいきたいと思う人は多分ほとんどいないと思います。
会社で一緒に気の合う仲間と仕事ができるって人もそんなにいないだろうし、周りの目を気にせずに仕事ができるテレワークはある意味よい働き方なのではないかと考えています。
しかし困った問題も起こり始めていて、テレワークを始めて数週間たった人からはこんな声も聞こえてきました。
テレワーク、体がなまるな。仕事場だと、上のフロア下のフロアと階段で移動したり、カフェスペースに移動したり、なんやかや、うろついてるもんなーw 家だとキッチンでお湯沸かしてコーヒー淹れるくらいだ。
— シリウス (@Sirius_DQ) March 4, 2020
昨日テレワークして気づいたこと
— KFCとともに@東三国 (@kfc_fighter) March 4, 2020
・時間があっという間に過ぎる
・かなり集中できる
・全然動かないので体がなまる
・仕事とプライベートの切り替えが難しい
ほかにもいろいろとコメントが流れていました。
自宅で仕事をしているけど、なんだか体が疲れてしまっている人が続出しています。
しかし、どうしてこんなことが起こっているのでしょうか?
自宅でパソコン仕事は向かない?
テレワークは離れたところ(自宅)からでもパソコンを使って業務ができるようにしている仕事のことです。
ただ、パソコンを家で使うときにそこまでしっかりとした作業環境を整えていないことが体調不良に陥いる原因かもしれません。
例えば、コタツでノートパソコンを開いて仕事をしていたりとか、普段はご飯を食べているテーブルの上でやっていたりとかしていませんか?
普段の休日のようにアニメを見たり、ネットサーフィンをしたりゲームをするぐらいならパソコンを使っても問題ない。
でも何で仕事をしたらこんなに痛くなるのだろうと思うかもしれません。
理由は簡単、仕事は遊びより長時間同じ姿勢になりやすいからです。
仕事を始めるとそれこそ1時間2時間単位でやり続けることが多いと思いますが、その間中ずっといつもの休日のような怠けている体勢でやっていると当然体は痛くなります。
机に座って仕事をしているといっても会社のようにしっかりとした椅子に座って、高さの調節された机を使っていないですよね。
例えばこんな姿勢でやっていませんか?
この絵の中には長時間同じ姿勢でいると悪い点がいくつもあります。
注意しないといけない危険ポイント
1:パソコンの画面がしたすぎて目線が下を向いている
2:姿勢が前かがみで画面をのぞき込むように猫背になっている
3:照明が画面の後ろ側にあり画面の後ろが明るくなっている
1;パソコンの画面
ノートパソコンを使っている方だと画面を見るために目線が下を向き、つられて頭も下を向くために頭が肩よりまえに出てしまいます。
この姿勢を1時間もしていたら首や肩にかかる負担は相当で、同じ姿勢をさらに続けると肩こりや目の疲れを引き起こします。
ノートパソコンを仕事として使わないといけないのならば、ノートパソコンの下に本などを入れて適度に高くするほうが望ましいです。
しかし、ノートパソコンだと位置を高くした場合キーボードの位置が高くなってしまい、打ちにくく腕も疲れてしまいます。
そこで、ノートパソコンに角度を付けて固定してくれる製品が販売されているので手ごろなやつを使ってみてください。
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ノートパソコンは排気の問題で本体の下側が熱くなりやすく、本体が過熱されるとパソコンとしてのパフォーマンスを下げることにもつながります。
排気機能があったり金属製の台を使うとノートパソコンのパフォーマンスを下げずに快適な使えるのでぜひ使ってみてください。
ほかにも新たに打ちやすいキーボードをノートパソコンに接続する方法も使えます。
私も以前ノートパソコンを使用していた時は、ノートパソコンに新しくキーボードを接続して使っていました。
USBでつないでもよいのですが、配線周りがややこしくなるのでBlutooth接続や無線接続を使うことをおススメしておきます。
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マウスとキーボードを1つのUSB無線でつなげるので、端子が少ないノートパソコンでも使いやすいタイプですよ。
2:前傾姿勢で座る
前傾姿勢の状態だと腰回りへの負担がかかると同時に、肘を机に着けて体を支える体制は背中が丸まり猫背になります。
背中や肩の筋肉が常に緊張している状態になり、ひどい状態になると肩が凝っているという感覚さえなくなります。
1と同様にディスプレイの位置が低かったり、椅子を引きすぎていると前かがみになりやすいのでなるべく椅子は机に近づけて背はまっすぐになるようにしましょう。
また、まっすぐ伸ばしていてもつかれますので、1時間に一回は立ち上がって肩や腕を動かしてください。
私の場合は45分ぐらいで作業したら10分ぐらい休憩を入れて、集中力の回復も兼ねています。
3:画面の後ろ側が明るい
光源が自分の向いている方向にある場合、知らず知らずのうちに目の疲労感が増してきます。
光源はパソコン画面とは反対側~自分の後ろ側に来るようにし、外の光が画面で反射するのも防ぐためにでカーテンやブラインドをしてください。
パソコン画面自体の光量も下げておく必要があり、一番低いあたりから徐々に上げていって画面の文字が無理なく見えるあたりで調節してください。
まとめ
テレワークやネットを使って配信をする私たちのような生活をしていると、ついつい楽な姿勢で長時間続けてしまいます。
しかし、その姿勢があなたの体の不調の原因になっていることがあるので長く椅子や床に座ってパソコン、スマホに向かっている場合は適度な休憩と作業環境の確保をしてください。