動画編集と聞くとやっぱり時間がかかるなという意識を持っていると思います。
「10分ぐらいの動画だけど5時間ぐらいかかってしまった」なんていう言葉をツイッターでみることも珍しくないでしょう。
以前にも動画作成の前段階で対策をすることにより動画編集が楽になるお話をしたことがありましたが、今回はより実践的な動画編集時の悩みを減らす方法を3つ紹介します。
・動画編集でどこを気を付けたらよいかわからない
・動画編集したことないけどどうするの?
無意味な言葉
録音している際に言葉を噛むことはよくあることだと思います。
使い慣れない言葉だったりと横文字が多くなってくるとつまって言い直すことも多くなりますね。
また、数分間にわたっておしゃべりしていると「えーっと」や「あー」などの無意味つなぎ言葉「フィラー」が多発する人も多いでしょう。
中学時代の話ですが「えー」「あー」と言いまくる先生がいて、授業中に何回「えー」と言ったかをカウントするちょっと趣味の悪い遊びが学生の中ではやっていました。
ちなみに私が計測したところ1つの授業60分の間に120回ぐらい平均で出ていました。
一回の「えー」を1秒とすると2分ぐらい「えーっと」と言っている計算ですね。
もしこれをあなたYoutubeにアップしている動画で同じようなことをやっていたとすると、なかなか恐ろしい話ですよね。
動画の内容とは関係のない無意味な言葉で時間を費やすほど生産性のないことはないでしょう。
1つ1つの「えー」という部分を動画編集で削るとすると、10分ぐらいの動画でもその作業だけで1時間はかかるかもしれません。
ゲーム系の動画だとゲーム音との関係で削ることができずに視聴者にとっては大変聞きにくい動画になってしまいますよね。
でもですね、
自然と出てしまうこの言葉を無理やり直さなくても動画編集を楽にする方法はあります。
区切りを入れる
この「えーっと」とか「あー」という言葉が話をする中のどの部分で出てくるか考えたことがはありますか?
たいがい話始める前に出てくると思います。
そして話が始まると文章で言うところの句読点「。」まで一気に話の内容が次々と出てくるんじゃないですか?
不思議なものであんなに話始める前は戸惑っていたのに、一度話が始まるとスムーズに最後まで行けるんですよね。
このことから話の最初の部分に「えーっと」が来ることを予想した録画方法をしましょう。
どうするかというと、話終わってから次の話を始めるまでに区切り(①のような空白)を入れておいてほしいのです。
編集時の無駄なことば削除で困る原因は残したい言葉と言葉のほんの数秒の間に挟まった余計な言葉(②のような場所)が邪魔なんですよね。
じゃあ、その余計な言葉を区切った最初の部分(③)だけにくるようにして、編集時はそこだけを削って間の細かいところで削るという作業がない状態にしておきましょう。
あとは区切った間の空白を削れば完成です。
どうでしょうか?楽だと思いませんか。
慣れてきたら空白部分と話始めのところだけを聞きながら削って、話している間は聞き流す感じですすめることができるので動画の大元は簡単に修正できてしまいます。
言い間違えをしたときも区切りを入れているのでその間違えたブロックごと削除して、間違えたブロックごと言い直したほうが最終的には早いですよ。
台本を作り
ネットや本で勉強を動画編集を勉強した人からすると当たり前になっていると思いますが、あらかじめ台本は決めておきましょう。
10分ぐらいの軽く話しているような内容でも台本を決めて読み上げていくだけで、動画撮影時・編集時の効率は圧倒的に変わります。
理由はいくつかありますが、一番は動画に乗らないような無意味な発言をして時間を浪費しないのと「えーっと」「あー」などと話始める前に言って編集時の苦労を減らすためです。
喋ってみたけどなんか意味不明なことを言って結局動画には載せなかったという経験をしたことはありませんか?
私は台本を決めずに話した場合、同じ内容は何回もいうし・論点がずれて動画内容とは関係のない雑談に移ることがよくあります。
また、次に話す内容を考えている時に自然と「あー」という言葉が出やすいので、そこでムダに編集をかさ増ししています。
動画をとる時は動画を撮ることのみに集中して、内容を考えることは先に全部やって台本や構成は決めておきましょう。
作業用BGM・音楽は切っておく
動画を編集している時に何か別のことを同時にやっていませんか?
たとえば、面白い動画をYoutubeで流していたり、作業用BGMをながしていたり、テレビの音が少し聞こえていたり。
ながら作業もやめておきましょう。
面白い動画を見ていてそっちに目が移っているのに動画の編集作業が進むと思いますか?
5分もしないうちに次の新しい面白い動画を探すためにYoutubeのページをスクロールをしていることのほうが多いはずです。
リラックスするBGMを流していますけど、あなたはリラックスしながら作業ができると本当に考えていますか?
リラックスしてそのまま眠くなってしまっては何の意味もありませんよ。
テンション上がる系の音楽なら良いかと思うかもしれませんが、頭や体が自然と動いているような状態である意味繊細な作業を求められる動画編集ができるとも思えません。
私も最初は色々と音楽をかけて試していましたが、結局無音のまま編集中の動画から流れてくる音のみに集中して作業をさっさと終わらせるようにしました。
リラックスしたかったりテンションを上げるための音楽は作業をする前か終わった後に聞くようにしています。
まとめ
動画編集を楽にするための3テクニックをご紹介しました。
・台本を作る
・邪魔になる音楽はかけない
編集は構想、台本づくり、録画を経て最終的に仕上げる段階にあたる大事な部分。
そして、やり方によっては作品として仕上げる時間に大きな影響を与える箇所でもあります。
音やテロップなど深いこだわりを入れていくと更なる時間経過が考えられるので、時間を省略できる箇所は極力カットしていきましょう。