「いや、イラっとはしないだろ」と思うかもしれないが声が聞こえにくくて理解することをあきらめたことはないだろうか?
リアルの生活のなかだとそこまで口下手な人や必要以上に声が聞こえにくい人と会うことはないかもしれなし、少し時間をかけて良い関係性を作れば理解できるかもしれない。
だが、スピーチや会議の報告場でモゴモゴと口ごもったり、異様な早口になり始めたり、聞いている側が理解する前に次々と内容をすすめられたら話を聞くことすらやめはじめるだろう。
最近だとリアルだけでなく、ネットで話を聞く機会も増えてきている。Youtubeでは有名なyoutuber・V tuverが動画や生配信で面白おかしくしゃべっている場面を暇な時間に見ていることも多くなった。
ただなかには、偶然見てみたが何をしゃべっているのかわからなかったり、独りよがりに喋っていて内容の意味が分からない、BGMと声のバランスがおかしいといった一気に興が覚めてしまう動画や生配信も体験していると思う。
もしあなたがネットを通じて声を届けることになった時、ちゃんと喋れる自信はあるだろうか?
最近だとyoutuberが男子小学生のなりたい職業第一位になっていたが、自分の考えた面白いことや役に立つことをネットを通じて伝える機会は増えてくると思う。
しかし、自分が話す声をネットを通じて実際に聞いたことがある人はなかなかいないはずだ。
自分の声を録音して聞いたことがある人はいかに自分が思っていたほど上手く喋れていなかったと理解できると思う。
自分の話す声が機械を通すことでどう聞こえているか、話し方は何を気にすればいいのか、配信を聞きに来る人はなにを期待しているのかをこの記事を通じて考えてみてほしい。
話が聞こえることの大切さ
私は生配信をするという立場で自分を含めて色々な話し方をする生主さんを見てきた。
リアルでの会話や実際に面と向かって話をするのとは違い配信の会話ではすべて生主であるあなたの話す力で成り立つ。
想像してみてほしい
自分が偶然訪れたゲーム配信で、生主が先ほどのだらしないしゃべり方で話続けていた場合どう思うか。
実際に同じような場面に遭遇したことがあるとよくわかるだろうが、目の前でゲームをしている人が何を考えてやっているのかわからないままスマホやPCの画面を通してみていることほどつまらないものはない。
挨拶をする人もなかにはいるだろうが、結局喋り始めてもゲーム音で声がかき消さたり、雑音程度の大きさでしゃべりかけられても「?」となるだけこちらから話しかけ続けようとは思わない。
いや、話しかけないだけでなく放送から離れて戻ってくることもないだろう。
リアルでは直接目の前にいたり会議室で聞いていたりと空間的に同じ場所にいることが制限されているので聞きにくい喋り方をしていてもその場に居続けることになる。
なかには面白くないといって問答無用で会議室から出ていく豪胆の持ち主はいるが除外しておいてくれ。
だが、直接顔が見えないネットでのつながりだと少し疑問や違和感を感じればあっという間に人は離れると考えておいたほうが良い。
自分にとって好きなもの、面白いものを探すためにネットを徘徊しているのによくわからない話し方をする配信に時間を使ってくれるお人よしは100人探して1人いれば幸運だと考えておいてくれ。
初めて会った時の第一印象であいてを判断するのと同じように最初の一声で生主は判断される!
喋る際に大事にしていること
ネットでしゃべるときに一番大事なことは何だと思いますか?
・大きな声でしゃべる
・ゆっくりしゃべる
・ハキハキとしゃべる
・間をおいてしゃべる
結果から言うと全部正解です。
リアルと同じく声がちゃんと聞こえて、元気なことが最優先事項です。
ではもう少し踏み込んだことを聞きますね。
どういった場面だとしゃべりが上手くなっていると思いますか?
答えは自分の好きなこと、自信があることを話しているとき
心当たりありませんか?
自分の趣味とか好きなアニメのことを友達に自慢するとき早口にはなるけど言葉が次々でてくるあの感覚です。
それを配信でそのまま流したら誰かしら食いついてくれると思いませんか?
好きなことでもどもってしまうと考えているかもしれませんが、次々と話したいことは浮かんでくるけど言葉としてまとまっていないうちに話を始めてしまうから喋っている途中で詰まります。
喋り始める前に2呼吸ほどおいて、はなしたいことを決めてからで大丈夫です。
あなたの配信なので誰もあなたの話を横取りしようなんて思いません。
そもそも急いだところで、、早口すぎるとマイクがしっかりと言葉を拾えなくなります。
話すスピードは普段より抑えるぐらいでちょうどよいでしょう。
さらに、声を少し低めにして落ち着きを持たせるとより説得力がますので効果的です。
声の大きさはマイクが音を拾える最低限を超すまではだす必要がありますが、よほど自信がなくて弱弱しい喋り方をしない限り現在の一般的なマイク性能で聞こえないレベルにはならないでしょう。
問題は声の大きさじゃなくて、ゲームやBGMの音量と声のバランスが明らかにおかしいときです。
声を重要視してないと生主は考えているかもしれませんが、リスナーとしてはあなたがゲームなり雑談なりをしているときの思ったことや感情を声として聞くために配信を見に来ているので、声のボリュームはそのほかの音量の2倍はあったほうがよいです。
実際に試してみましたが、はっきりと生主の声だとわかるには周囲の音より2倍は大きくないとダメです。
まとめ
・好きなことや自身のあることだけ話題にすればよい
・スピードは少し抑えめ
・声とそのほかの音量バランスはあらかじめ整えておく
ネットで話すうえで特段難しい技術は必要ありません。
自分の好きな話題を少し自分を抑える話し方で始めてみましょう!