- キャプチャーボードでそもそも何?
- 選ぶ基準って何?
- 使い方はどうするの?
YouTubeやニコニコ動画でゲーム系動画配信するときに必要なものの中でたびたび話題に上がる「キャプチャーボード」
でも、「機械系のことはよくわからないなぁ」と悩むことがあるでしょう。
本記事ではキャプチャボードの基本的な使い方、種類、初心者へのオススメ商品を紹介します。
- ニコニコ動画やYouTubeで4年以上ゲーム実況を中心に活動中!
- 生放送が大好きで600時間・5000回以上の視聴者と「楽しく会話すること」をモットーに長い付き合いができる場づくりを大切にしている。
キャプチャーボードとは
キャプチャーボードはPlayStasiton4やSwitchなどの家庭用ゲーム機のゲーム画面をパソコンのディスプレイに映すための機材です。
注意ポイント
単純にSwtich・PS4からHDMIでパソコンディスプレイに映すということもできなくはありません。
しかしこの場合、ゲーム画面はパソコン側で制御ができないので動画としてパソコンに保存したり生配信でゲーム実況プレイをするといったことはできません。
キャプチャーボードに一度ゲーム機からの情報を入れてからパソコンに情報を送ることで、パソコンの画面に映るウィンドウの1つにゲーム画面が映っているというイメージがわかりやすいでしょう。
ゲーム機対応一覧とオススメ商品
キャプチャーボードも数多くの種類が発売されており、キャプチャー対応しているゲーム機もそれぞれで異なります。
なんとなくこれで良いかなと適当に買って、自分がプレイしたいゲーム機と対応していないという悲しい思いをしないためにも一度確認しておきましょう。
PS4・Switchのプレイ画面を映したいならこの3つがおススメです。
・GC550 PLUS
・Game Capture HD60 S
これら3つのキャプチャーボードはHDMI接続で映像・音声を取り込みます。
接続変換端子を使ってHDMI接続として映像を送れるようにすれば、例えばiPnoneの画面をパソコン上に映すこともできます。
一昔まえのゲーム機(PS1~3・Wii・ゲームキューブ・ニンテンドー64など)をしたいなら映像や音声の接続端子がこんな形をしたゲーム機です。
・GV-USB2
この機材で扱えるゲーム機は映像や音声の接続端子がこんな形をしたゲーム機です。
ディスプレイに映像を送る方法(HDMI接続やコンポジット端子接続)によって使えるキャプチャーボードは違うので注意してください。
私は長年GC550(GC550 PLUSの前バージョン)を使っています。
GC550を使い始めてはや3年ですが、遅延や音ズレも起きておらず快適にゲーム実況が出来ていますよ。
GC550 PLUSはGC550の後継機にあたり、4K解像度に対応しPowerDirectorという動画編集ソフトが付属しています。
GC550 PLUSはゲーム実況をしている人の中では結構有名な機種で特にこだわりがないならこれで良いじゃないかと言われています。
GC550 PLUSを操作するときに使うRECentralというソフトはそのまま録画や配信にも使える優れもので、YouTubeほか主要な配信サイトに対応しています。
GC550 PLUSの使い方をこちらの記事で解説しています。
どんなゲーム配信ができるのかを確認してみてね。
ソフトウェアエンコーダとハードウェアエンコーダ
簡単に説明すると
- ソフトウェア:パソコンに負荷がかかるが遅延がほぼ気にならない
- ハードウェア::パソコンへの負荷が小さいが遅延が少しおこるかも
ハードウェアエンコーダでの遅延がひどいといわれていたのは昔の話で、今の最新製品だと低遅延モードを搭載しているものも出てきています。
パソコン側の進化も進んでいるのでソフトウェアエンコーダを使ったからと言って、パソコンの駆動が異様に遅くなることも滅多にないでしょう。
数年前のノートパソコンを使っているなら影響は出ますが、動画編集などの時間も考慮すると新しいパソコンに乗り換えて時間短縮を図ったほうがより効率的になります。
1世代前のゲーミングパソコンだと値段も数10万円レベルかつ高スペックで揃えられるので、マジでゲーム実況に取り組んでみたいなら環境も整えるのも大事です。
内蔵型・外付け型
キャプチャーボードはパソコンの外に取り付けるか、パソコン内部に取り付けるかの2種類に分かれまが……パソコンについてよくわからないなら外付けにしておきましょう。
内蔵型はノートパソコンには使えませんし、自由な取り外しもメンドウな手間になるので今から始めてキャプチャーボードを使うなら外付けで良いでしょう。
「私は内蔵型にチャレンジしたい」という分解・組み立てが大好きなあなたはGame Capture HD60 Proを使ってみてください。
Game Capture HD60 Proの魅力
HDMI接続、低遅延、パススルー出力機能あり、ハードウェアエンコーダでパソコンの負荷低め
キャプチャーボードの遅延
キャプチャーボードを使ってゲームをプレイしていると、コントローラーを操作してから実際にパソコン画面でキャラクターが動くまでにラグが発生することがあります。
遅延と言っても5秒も遅れるわけではなく、0.1~0.05秒といったわずかな時間です。
しかし、普段のプレイしている状況から試してみると違和感を感じることがあるかもしれません。
ゲーム機の音・映像をパソコンに送るという手順を踏んでいるため、しょうがないことですがキャプチャーボード側で対応策も用意してくれています。
パススルー出力機能
キャプチャーボードを使うことでおきるゲームの遅延を防止するための方法として、パススルー出力機能を使うやり方があります。
上図のようにキャプチャーボードから2本のケーブルをつないで、1つはゲーム画面を録画・配信する用、もう1つはゲーム画面を映して遅延なしでプレイする用の画面。
パススルー出力機能は先ほど紹介した3つのキャプチャーボード(GC550 PLUS・Game Capture HD60 S ・GV-USB3/HD)でも使えます。
まとめ
キャプチャーボードを使う上で必用になる最低限の知識と必要なものを紹介しました。
キャプチャーボードはゲーム機を使ってゲーム配信かつ高画質でプレイするなら必須の技術なので、ぜひ基本を身に着けておきましょう。