人前にでて10分間喋って下さい!
なかなか恐ろしいこの言葉
学校、仕事場に関わらず数十人を前にするとどうしても緊張で言葉が出てこない
そんな人前で話すときの悩みをこの記事の中で解決していってください。
話す前のドキドキは普通?
緊張しているときは心臓の鼓動が早くなって「あ、これ緊張しているな」と感じて体が硬くなる。
実際に話そうとしたときに何を話すかわからなくなってしまった……
こんな風に緊張しているなと自分で感じて、このまま話し出して大丈夫かと不安のループにはまってしまうことが一番問題です。
結論を言うと、人前で話すときに心がドキドキしてしまうのはしょうがない。
何かに挑むときに心臓の鼓動が早くなってしまうのは人間としては当然のことです。
心臓の鼓動が早くなるのは自分の体をすぐに動かせるようにするために体が勝手にしてくれています。
はるか昔の狩猟採集をしていた時代は獲物を捕まえたり危険が迫っている時には体の動きを良くしないといけませんでした。
そのような時に心臓の動きを早くして体中に血液をめぐらして身体能力を一時的に上げるようにしていました。
そしてこの働きのなごりは人前で話すといった何かにチャレンジしようとしている時にも作動してしまいます。
つまり人前でスピーチをするときにドキドキするなぁという感覚は人間として普通のこと。
緊張するのはダメ
……と思いこんでしまうと、実際に話始めてからも自分がちゃんと話せているかとつねに不安に襲われます。
そんな不安状態だと少しのミスを気にしてしまい、話す内容も飛んでしまう。
ドキドキしても自分が思った通りに行動できるようにしておけば、緊張してしゃべれなくなるという幻想をなくすことができます。
人前で話すときにも動揺せず行動できるようにするには、話す前の準備段階ですべてが決まります。
緊張の改善3ステップ
・資料作り
人前でお話しをするなら話す内容をあらかじめまとめておかないといけません。
いきなり前に出ていってスラスラとおしゃべりができる人は明石家さんまのような百戦錬磨のお笑い芸人レベルにならないと不可能でしょう。
お話しをする前の準備はTEDのスピーチを参考にしたスピーチ作りの記事で紹介しています。
・リハーサル
一度書いたスピーチ内容は繰り返し体に覚えさせることが大事です。
自分が書いた文章でも書いたものと実際に言葉にして話すとでは全然ニュアンスが変わります。
普段使わないような言葉を台本に書いているとしゃべる時に詰まってしまうこともよくあります。
スラスラと終わりまでつまりなくしゃべれるまで練習する必要はありません。
話している時に次にどんなことを話すのかとぼんやりとでも出てくるレベルまで覚えておけば大丈夫です。
体の動きも合わせて覚えておくとふとした時に思い出すことがあります。
表現力を増すうえでも体の動きは大事なので、できれば体を動かしながら内容を覚えておきましょう。
・本番
実際に人の前に立つとやっぱりドキドキしてどうにもならない……
そんな時はこんな風に考えてみましょう。
「今目の前にいる多くの人は私の話を聞きたくて来ているんだ。」
「この人たちにお話しというプレゼントを渡して、お家に帰った時に楽しく話せる話題をもって帰ってもらおう。」
聴衆は自分の見方だと思って、子供が親に学校であった楽しいことを話すように語り掛けてみてください。
いつもより上手く話そうと考えると、どうしても自分にプレッシャーをかけてしまいます。
適度なプレッシャーは逆境をはねのける力を生み出す力になりますが、慣れないことにチャレンジするときには諸刃の剣。
上手く話せていないことが気になり始めてどうしようかと迷い始めると、今までの準備がもろくも崩れ去ってしまいます。
上手く話そうとするのではなく、今あるものを相手に届ける(プレゼントする)という気持ちをもって話しかけてみてください。
まとめ
人前で話すときにドキドキしてしまう人の対処法をお話ししました。
人前に出てドキドキするのは当然のことなので、緊張しているのだと思いこまないでください。
資料作り・リハーサルをあらかじめ積んでおき、話すことの自信をあらかじめつけておく。