- リングライトの使い方を知りたい
- 照明を使う意味を知りたい
YouTubeに動画を投稿したりライブ配信をする際に便利なアイテムといえば…照明ですよね。
暗めの部屋で撮った写真と明るい部屋で撮った写真の肌映りは断然に異なります。
今回は机の上に置けて手軽に顔をキレイに照らしてくれるリングライトを手に入れたので、簡単に設定する方法とワンポイントアドバイスを踏まえて紹介します。
- ニコニコ動画やYoutubeで4年以上ゲーム実況を中心に活動中!
- 生放送が大好きで600時間・5000回以上の視聴者と「楽しく会話すること」をモットーに長い付き合いができる場づくりを大切にしている。
使用したリングライトについて
今回はTRYONEの卓上型リングライト(リンクを押すとAmazonで確認できます)を使用します。
Amazonに出されている表記的に凄く怪しい香りがしており、警戒心が強い筆者的には普段手を出すことはないのですが…
偶然タダでもらえる機会があったので実際に使用してみた感想と使い方を詳しく書いていきます。
届いた実物はこんな感じ
リングライト組み立て
- ライト本体と三脚を接続
接続する際はねじとねじ穴を水平にして右回転ではめてください。
三脚は付属のもの以外の市販品でも代用することができます。
付属の三脚は高さが低いですが、高さがある三脚にすると下図のように高さをかせぐことができます。
(左:付属の三脚、右:市販品の三脚)
リングライトの横にはリングライトの角度を変更するためのレバーがあります。
レバーを緩めると自由に回転でき、最大±90度まで動かすことができます。
しかし、三脚の強度とリングライトの重さ的に30度ほどしか傾けられません。
下の写真ぐらいが限界値です、これ以上角度をつけると倒れます。
もっと角度を付けたい場合は三脚を重くするか別のものに変えてください。
- スマホホルダーとフレキシブルアーム接続
ホルダーの裏側のナットを緩めてフレキシブルアームの円形部分をナットの中心部分に押し込む。(カチッという音がします)
ナットを閉めて外れないようにする
ナットを閉めてもホルダーは自由に動かせます。
アームは真ん中の細い部分に少し力を入れると曲がります。(最大90度ぐらいまで曲がる)
アームは上下に伸ばしたり回したりしても動かないので注意してください。
ホルダーを接続した部分と反対側をリングライトの接続部にはめる。
- bluetoothで遠隔撮影
付属の小さな機器を使用すると、スマホとBluetooth接続をして、離れた位置からボタンを押すだけでカメラ撮影ができます。
スマホはアンドロイドとiOSに対応しています。
- スマホと接続
子機の側面にあるon/offボタンをonにする。
スマホの設定よりBluetooth機能をonにする。
子機のボタンを長押し(iOSは上のボタン、アンドロイドは下のボタン)
スマホ画面にAB Shutter3の欄が出てくるので、AB Shutter3を選んで接続。
スマホをカメラモード(写真、ビデオどちらでも可能)にして、子機のボタンを押すと自動的に撮影されます。
ビデオモードの場合もう一度子機のボタンを押すと撮影が終わります。
使用してみた感想
結論を言うと、
- まぁ悪くはないかな
- しいて言うなら支える三脚の強度が弱い…
という感じですね。
構造的にこのリングライトではスマホで使う以外の用途が用意されていません。
カメラを接続する用の器具はなく、ipadなどの大きいサイズ機材を接続するのにも向きません。
ウェブカメラの接続部を上手く利用すれば擬似的につなげられますが、安定感はなさそうです。
リングライトは顔をキレイに照らすだけにして、撮る機材は別に用意したほうがより汎用性の高い使い方ができそうです。
- 照明として使える?
照明の強さ的には一般的なスタンドライトぐらいの光量を出せるので、スタンドライトの代わりとしても使えなくはない。
「3,000~6,000ルクス」ほど出せると表記されていおり、一般的なスタンドライトの光度と同じぐらいです。
ただ、照らせる方向はほぼ真正面のみなので(角度をつけると転ぶ)、一般的なスタンドライトのように上から机全体を照らすことは難しい。
夜中に読書するときに手元だけ映すなどの使い方ならできそうです。
- 光源の使い方
光源は白色、混色、暖色の3種類、10段階の光量が用意されています。
(図:Amazonサイトより)
光源の色によって人の顔を見たときの印象は変化するので、撮影する際には複数パターンの光源・光量で試してみましょう。
一般的に暖色の白熱球で照らしたような顔だと柔らかく・暖かい印象を受けます。
一方白色の明るい色で顔を照らすと、冷たい・硬い印象を与えます。
左から暖色、混色、白色で手を照らした写真を載せています。
上の写真のようにリングライトのみで撮影をすると明るい部分と暗い部分の差が出てしまい、凹凸がありすぎる印象になる。
できるならほかのライトも用意してまんべんなく光が当たるようにするとやわらかい表情の写真が取れるので試してみてください。
光量を最大にして1時間ほど照明をつけてみましたが、ライト部分は熱くなっておらず手で持っても大丈夫です。
一般的なLEDライトと同じように使用しても問題なさそうです。
- 電源の取り方
本製品はUSB給電式なので近くに電源を用意しておかないといけません。
パソコンのUSB2.0からでも給電は可能です。
外で撮影することが多い人はバッテリーを別途用意するか、充電式の別のリングライトを使ってください。
バッテリー充電をする場合5V/2Aの充電デバイスが必要になります。
安いスマホ充電用バッテリーの中には5V/1A出力の製品もあるので、使う前に注意してください。
出力が足らない場合一瞬ついてすぐに消えてしまいます。(手持ちの数年前に買った充電バッテリーで試したら一瞬で消えました…)
総評
- 本製品はスマホ単体の撮影をする際には十分に使える
- 高さ調節の機能はないが、三脚を取り換えることで代用はきく
- スマホ以外の撮影機材を使う場合は本製品の他に機材を支えるものが必要
- 外で撮影をする場合は充電ができる場所にしないといけない
無料でゲットできた製品でそこまで期待していたわけではないですが、初めてリングライトを使ってみた感じ照明を少し足したい時に使えそうだなと感じました。
より本格的に撮影をする人には物足りないかもしれませんが、一度試してみたい初心者には手に取りやすい価格帯(2,599円:2020年9月現在)ではないでしょうか。
TRYONEの卓上型リングライト