世の中には誰にも思いつかなかった発想や痒い所に手が届くような絶妙な発想で一代をなすような発明を成し遂げる人はいます。
世間から必要とされるそんな思考をどのようにすれば身につけることができるのか、当然あなたも気になる題材ですね。
今回の記事では光本優介さんの著書「実験思考」をもとに新しいアイデアが思いつく「習慣や考え方」を解説します。
- 画期的なアイデアの出し方を知りたい
- 迷った時の対象法を知りたい
- 効率的に仕事をしたい
生活の矛盾を見つける
多くの人が使いたいと思うサービスは日常のなかにあるちょっとした不満から出来上がったものがたくさんあります。
テレビのリモコンはソファーから立ち上がってテレビの前までいき、チャンネルボタンを押さないといけないのがメンドウくさいという気持ちを読んで開発されたものです。
同様に昔はショルダーバッグほどの大きさがあった携帯電話がズボンのポケットに入るほど小さくなったのも、より便利に持ち歩きたいという願いをかなえた結果です
つまり何か新しい・画期的なサービスを作りたいと思うなら一般的な暮らしをしているひとの日々の生活の中にある「気にしているわけではないけどもっと便利にできたらよいなと感じるポイント」に注目する必要があります。
ネットを使って発信をしていたり、新しいものを作り出したいと考えているとつい最新技術や知識を追い求めてしまうかもしれません。
しかし、そんな最新の情報があふれている場所に画期的なアイデアが眠っているとは限りません。
多くの人に使ってもらいたいサービスを作り出すなら、一般の家庭と同じような生活をしてみて「何気ない日常の動作を省くことはできないか」「代替することはできないか」と考える習慣が大事になります。
先のほうばっかり見ずに、下や上から現在の生活を見直してみることが重要です。
スマホを削る
より多くのアイデアを出したり画期的な発見を目指すならどんどんと機能や知識を追加してどんなことにも対応したいと考えてしまいます。
実はその考え方は危ないので、情報や知識を大量にストックしておきたい感情は一度捨ててしまいましょう。
人間は目の前にたくさんの選択肢があるとついつい注意散漫になってよけいなことを考えだしてしまいます。
たとえばスマホを横に置きながら仕事をしているとついついSNSやYoutubeを開きたいという欲望が出てきてしまいますよね。
スマホに限らずたくさんのマンガや雑誌に囲まれていても注意が剃れる原因になります。
同じように思いついたアイデアが目の前にたくさん並んでいると全部取りこみたいという欲がわいてしまいます。
しかし機能が多すぎるサービスはただ使いにくいだけですし、1つ1つの機能を見たときにどうしても性能が低くなってしまいます。
仕事に取り組んだり何か新しいサービス、アイデアを出したいならなるべく必要なものは削り取ってください。
人間の注意力はすぐにそれてしまうので、周辺にあるものは整理して目の届く範囲には最低限必要なもので取り組みましょう。
思考のリソースを優先する
自分の周辺にあるものを減らして、なるべく簡素な環境でアイデアをまとめることが大事だと説明しました。
さらにそこから良いアイデアや効率の良い仕事をするためには本当に必要なことのみに思考のリソースを使うことを心がけてください。
とくに画期的なアイデアやビジョンを大切にする仕事をしている場合、考える以外の仕事はなるべく他人に振ることができないか考えてください。
例えばYoutubeで動画つくるなら本質的に大事なのは動画の内容をどうするか、録画の仕方をどうするか、サムネイルをどう構成するかなどの中身が本質になります。
最悪自分で撮影せずに誰かに企画などを全部まかせておいたほうが時間単位あたりの生産性は圧倒的にあがるかもしれません。
全部1人で台本作りから細かい動画編集までやっていては本質である動画の中身を考える時間がありません。
1本の動画を自分で作っている間に、5本分の動画構成を考えて誰かに割り振ってしまったほうが効率は良いですし、数か月後には数百単位の差が出ていても不思議ではありません。
中身を作りこむことに自信のある思考が大好きな人は実際に形にする作業を誰かに割り振ることができないか考えてみましょう
自分が得意なことに集中して、効率的に仕事をこなすデキるヒトになってみてください。
まとめ
光本優介さんの著書「実験思考」を参考に成功する人の考え方や習慣を紹介しました。
- 生活の矛盾を見つける
- スマホを削る
- 思考のリソースを優先する
余計なものを極力省き自分ができること・思考に集中することで迷わずに仕事ができるようになります。
あなたの惑わせたり仕事を遅らせたりする邪魔者は排除するか誰かに頼むようにしましょ。
実験思考はAmazonのKindle(電子書籍版)だと現在無料で見ることができます。
Kindle自体も無料でダウンロードできるので、気軽に読んでみてください。
同様に音声として気軽に書籍を楽しむことができるAudibleも無料なので利用してみてください。
実験思考 世の中、すべては実験
著:光本勇介
出版社: 幻冬舎 (2019/5/9)